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6月16日 愛犬 モモ から教えられたこと


2019年6月16日 午前0:20分 愛犬 モモ が旅立ちました。

享年12歳。


僕にとっては突然で、早すぎる死でした。



その4日前。

すごく暑い日で、うちのわんこ4匹ともみんな暑さでぐた~ってなってました。

みんなぐた~ってなってたので、

「今日はあついからみんなしんだそうやな~」

ぐらいの感じ。


次の日、ほかの子は動いてるけど、モモだけはまだぐた~ってなってたので、調子悪いんかな??

でも、いつも寝てたらそのうち元気になってたから、今回ももう少し寝てたらまた元気になるんだろう・・・って思ってました。


仕事も忙しくて、たぶん大丈夫だろう・・・って、ちゃんとモモと向き合わずに流してしまっていました。



次の日、モモは起き上がってウッドデッキの上を歩いていたので、あっ、もうよくなったんかな??

なんて楽観的に考えていました。


その日の夕方、またぐた~っとなってるモモ。

仕事が終わって、夜になったけどいつもの動物病院はまだあいてるので、ちょっと心配になって連れていくことに。


せっかく連れて行ったのに、なんと運が悪くその日は休診でした。

で、もう一軒家からそう遠くないところの動物病院に連れて行ってみることに。



病院はまだ電気ついていましたが、診療時間は30分以上過ぎておりしかたなく次の日の朝に連れて行こう、といったん家に帰りました。



その夜、元気のないモモを

「大丈夫か?はよ元気になれよ」

なんて言いながら抱っこ。



夜も更けてきたころ、モモの後ろ足に力が入らないみたいで立てなくなっていてビックリ!

だけど、2,3にちろくにご飯も食べてないから力が出ないんかな?

なんて馬鹿みたいに楽観視していた自分。



明日の朝病院に連れて行って、点滴してもらえればよくなるだろう・・・



今思えば、なんてバカな俺!!

なんでことの深刻さにきづいてあげられなかったのか!



次の日、病院に連れていって超音波検査したり、血液検査したりして、その先生が言うには、腎臓が動いてないようで、今晩がとうげ・・・とのこと。

安楽死のことまで話始められ、まったく心の準備ができてない僕は、その事実を受け入れることができずにいました。



とにかく点滴をして様子を見るということで、その日も昼から外せない仕事が入っていたので、そのまま点滴してもらって夕方に引き取りに来ることに。



心の中は暗雲が立ち込めていたものの、

その時は、まだ僕の中で点滴して、音叉もいっぱいしてあげたら何とかなるのでは??

なんて甘いことを考えていました。



夕方、モモを迎えに行ったとき、その時の先生から安楽死を勧められましたが、

イヤイヤ!連れて帰って音叉で何とかしよう!

なんとかできる!

こんな突然、モモとお別れなんて絶対に嫌だっ!!!!

と、連れて帰りました。



帰ってからいろいろな事を試しました。

2時間ほど試しても、一滴もおしっこは出る気配もなく、モモはくるしそう。

心拍もはげしくて、その目に生気が戻る気配はありませんでした。




そして、やっと現実を理解しました。

モモはもう助からない・・・・



そこからは、ず~~っつと抱っこして、頭なでて体なでて、モモの名前呼びながら、こんなこともあったよね~、覚えてる?

なんて、妻と一緒にモモに語りかけていました。



その当時、かなり仕事や用事でハードな日々で、睡眠時間もあまりとれてない状態だったので、僕の方も疲労困憊になりながら、ベッドに連れて行って一緒に横になって、その時を待っていました。



今、これを書いている間も、その時のことがありありと思い出され、心が泣いているのがわかります。



いつの間にか少しだけ眠ってしまっていて、

「はっ!」と気づくと、モモの呼吸がなく心臓も動いていないんです!

あわてて僕は、モモを少し動かしたりさすったりしてみました。



すると、その時ほんの少しだけモモが息を吹き返して頭を動かしてくれました。

でも、すぐにまた動かなくなりました。



2019年6月16日 午前0時20分・・・

モモは旅立ちました。


奥さんも疲れ切ってって眠ってしまっていたので、起こして二人でモモを抱いてリビングへ。



その日はすごい雨と風が強い日でしたが、その時は雨は止んていて、風だけが強く吹いていました。


そのまま奥さんと二人で、モモの思い出話をず~っとしながら、一晩を過ごしていました。

すると、その時奥さんが気づいたんです。



外から、まるでクリスタルボウルを鳴らしているかのような音に。

最初は、風が強かったので、どこかのすき間にでも風が入って行ってなっている音かな?

と思いましたが、よくよく聞いてみると、まったく違った音色でした。



神秘的な音。不思議な音。クリスタルボウルを鳴らしているような癒しの音。だけど物悲しく僕には聞こえてきました。

「あ~、きっとこれはモモのお迎えが来た音なんだなぁ・・・」

ほんとにモモは死んでしまったんだなぁ・・・



モモの吠える声や、パパを呼ぶ声、ご飯が欲しい時に食器を転がしてアピールするその姿。

もう2度と見ることができないのか・・・



あ~、どうしてもっと早く体調の異変に気付いてあげられなかったんだろう!

もっと早く、病院に連れて行ってあげてれば!!


さみしそうなときは、かまってほしそうなとき、僕をじ~っと見つめてたモモ。

忙しさにかまけて、そんなモモにちゃんと向き合ってあげてれば良かった!



次から次から、

どうして○○してあげなかったんだろう・・・

○○してあげてたら・・・

と、後悔が襲ってきます。



しばらく、何日もの間はそんな後悔と悲しみに飲み込まれていて、

本当に悲しかった・・・

本当に苦しかった・・・

火葬場では、モモを火葬場の人に預けて車に戻ると、奥さんも娘も一緒にいるのに、声を出して号泣してしまった。

自分でもまだこんなに感情が動いて、涙が出ることがあったんだな・・・



スピリチュアルな世界でセラピストなんてやってて、今までに親も亡くしてて、いろんな人の死に直面してきてて、もうそういうのは自分は大丈夫!

って変に自信があったんだけど、

モモの死がこれほど自分の心をかき乱し、苦しみと悲しみがおそってくるなんて思ってもいませんでした。



ペットロスってよく聞くけど、こういうことだったのか。

こんなにもつらく悲しい気持ちになるんだ・・・

経験して初めて、その痛みがわかりました。



たんたんと記事を書いているつもりでも、書いていると思い出して、心が苦しくなってしまうものですね。


だけど、このことによって僕はモモからいろいろな事を教わりました。



後悔して、自分を責めて、泣いて、そして、分かってはいるつもりでいたけど、ちゃんとわかってなかったことに気付かされました。



後悔するのは、その時にしっかりと向き合えていないってこと。

今ここにちゃんと向き合っていたら、後悔なんてしない。


言葉では分かっていたつもりだったけど、本当にわかるためには、やはり体験することが必要だったんだな。


だから、僕は自分に誓いました。



後悔しないように、その時、その瞬間、今ここを精一杯生き抜こう、って。

意味がないようでも、意味がないものなんて一つもない。



なんで自分がいまこんなことをしているんだろう・・・

なんで自分が今こんな状況にいるんだろう・・・



そんな気持ちになるときもあるかもしれないけど、

それでも、そんな気持ちや状況さえも楽しみ、そこを生き抜いていこう、って。



ペットが亡くなるなんてよくある話ではありますが、そのことで僕なりの気づきがあったので、この記事をご覧の皆さんとシェアできれば嬉しいです。



長文をここまで読んでいただいてありがとうございました(^.^)

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